「ぬくもりの宿 箱根強羅温泉 紬」は、箱根の山々に抱かれた高台に位置する、温もりあふれるお宿。
2024年4月にリニューアルオープンした館内は、木の質感を活かした上質で落ち着いた雰囲気。
どこか懐かしく心安らぐ空間のなかで、旅の疲れをそっと癒してくれます。
お部屋からは、強羅の街並みと山々の大自然を見晴らせ、晴れた日には箱根の夏の風物詩・大文字焼きも一望できるという贅沢さ。
源泉かけ流し100％の乳白色の温泉や、地元の味覚を丁寧に仕立てた創作料理も魅力です。
この記事では、実際に足を運んだからこそわかる「ぬくもりの宿 箱根強羅温泉 紬」の魅力を余すことなくご紹介します。
館内に足を踏み入れた瞬間、やさしい木の香りとぬくもりに包まれるロビー。
天井の高い開放的な空間には、自然素材の風合いが活かされており、日常の喧騒からふっと解き放たれるような心地よさがあります。
柔らかな照明のもと、スタッフの方が温かく迎えてくれるロビーは、まるで知人の家を訪れたような安心感に満ちた場所。
ソファに腰掛けてほっと一息つけば、旅の疲れがゆっくりとほどけていくのを感じられるはずです。
チェックインのひとときすら、心を潤す寛ぎの時間に。そんなおもてなしの心が、隅々にまで感じられる空間です。
ロビーの一角には、自由に楽しめるフリードリンクコーナーや、ちょっとしたお菓子が用意されており、チェックインのひとときをより豊かに演出。
冬の季節にはストーブも設置され、揺らめく炎の温もりが、旅人の心と身体をやさしく温めてくれます。
ソファに腰をおろし、箱根の自然を眺めながら味わう温かいお茶やコーヒーは、まさに至福の時間です。
客室は、箱根の中でも屈指の高台に位置するロケーションを最大限に活かした造りが魅力。
窓辺に立てば、視界いっぱいに壮大な自然のパノラマが広がり、まるで空に浮かぶ静かな宿にいるかのような気分に包まれます。
眼下には、豊かな緑が織りなす箱根の自然が広がり、遠くには連なる山々や広い空がゆるやかに溶け合っていく光景が。
晴れた日には遠くの山々までを一望でき、朝には神秘的な朝霧が幻想的な世界へと誘います。
四季折々でその表情を変える箱根の自然を、客室にいながら存分に味わえるのは、この宿ならではの醍醐味です。
とくに、8月の大文字焼きでは、迫力ある「大」の文字が山の斜面に浮かび上がり、客室からもその光景を間近に眺められる特等席に。
夏の夜空を焦がすその幻想的な火の演出は、まさに記憶に残る旅のハイライトです。
お部屋の広さはすべて12畳以上というゆとりある設計で、グループ旅行やファミリー、のんびり過ごしたいカップルにもぴったり。
素足で過ごす心地よさがあり、木の温かさや障子越しのやわらかな光がどこか懐かしく、心を静かに整えてくれます。
旅の疲れを癒す寝具や照明にもこだわりがあり、シンプルで洗練されたインテリアが和の趣を引き立てています。
また、全室に備えられた大きな窓からは、箱根の四季折々の風景を室内から楽しめる贅沢さ。
春には芽吹き、夏には深緑、秋には紅葉、そして冬には凛とした空気とともに望む景色と、滞在する季節によってまったく異なる表情を見せてくれます。
誰にも邪魔されない自分だけの時間を過ごすのにふさわしい上質な和の空間。
ゆったりと流れる時間の中で、心身を解きほぐし、五感で箱根を味わう滞在が叶います。
「ぬくもりの宿 箱根強羅温泉 紬」での滞在で何よりも心に残るのが、宿自慢の天然温泉。
大涌谷から直接引き湯した100％源泉掛け流しの贅沢な湯は、ほんのり乳白色に濁るやわらかな肌あたりが特徴です。
保湿力が高く、湯上がり後の肌はしっとりと潤い、まるで湯のヴェールをまとったかのよう。
硫黄の香りがふわりと漂い、箱根らしさを五感で感じながら心身を深く癒してくれます。
浴場には、加温・加水を一切行わず、窓の開閉によって湯温を調整するというこだわりも。
これは、大涌谷からほど近い立地だからこそ叶う、紬だけの特権。自然のままの源泉に身をゆだねるひとときは、まさに格別です。
湯煙に包まれた浴場の窓からは、箱根の自然がそっと顔をのぞかせ、四季折々の風景とともに、静けさと癒しの時間が流れます。
夜には星空を、朝には差し込むやわらかな光を感じながら、何度でも浸かりたくなる心地よさ。
旅の疲れを芯からほぐしてくれる極上の湯を、ぜひ体感してみてくださいね。
食事は、厳選された旬の食材を用いた創作懐石が提供されます。
四季折々の味わいを、寄木細工風の器や美しい盛り付けで楽しめるのもこの宿ならではの魅力。
今回はその中から、かご前菜と葱豚しゃぶを実際に試食させていただきました。
まず登場したのは、美しく盛られたかご前菜。目の前に運ばれてきた瞬間、その美しさに思わず見惚れてしまうほど。
繊細な器にひと品ずつ丁寧に並べられた前菜は、まるで工芸品のようで、旅の始まりを華やかに彩ってくれます。
中でも印象的だったのが、とうもろこしの揚げ物と卵の黄身の味噌漬け。
とうもろこしは衣の香ばしさと粒の甘さが絶妙で、サクッと軽やかな食感。季節を感じさせる、夏らしい一品でした。卵黄の味噌漬けは、濃厚なコクとまろやかな塩気があとを引く味わいで、お酒にも合いそう！
他にも、もずくの天ぷらやちまき、信田巻き、鴨のスモーク、土佐煮など、季節の味覚を生かしたラインナップを楽しめますよ。
続いての葱豚しゃぶには、地元で評価の高いブランド豚「相模綾瀬ポーク」を使用。
柔らかく火入れされた豚肉にたっぷりのネギを巻き、もみじおろしや焼きネギ味噌を添えていただきます。
ぴりっとした辛さと豊かな香りがアクセントになった京都・祇園の黒七味もおすすめです。
湯気の立ち上る土鍋にそっとくぐらせた相模綾瀬ポークは、きめ細やかな脂がふわっと広がり、口に入れた瞬間にとろけるような柔らかさ。
黄金色のスープは、出汁にとことんこだわった繊細な味わいで、素材の旨みをしっかりと引き立ててくれます。
ネギの甘みも相まって、優しくも深みのある一皿に！
さらに、葱豚しゃぶの〆には選べる麺、最後にはデザートまで楽しめます。どちらの料理も、素材の良さを丁寧に引き出しながら、器や調味料にも細やかな心配りが感じられる仕上がり。
ひと皿ひと皿が、箱根の自然や季節を映し出すような、穏やかで豊かな味わいでした。
「ぬくもりの宿 箱根強羅温泉 紬」は、標高の高い立地ならではの開放感あふれる眺望と、温かさを感じる和の空間が魅力のお宿。
「乳白色の源泉かけ流し温泉や、旬の味覚を活かした創作料理が、日常を離れた心安らぐ時間を演出します。
客室からは箱根の雄大な自然や、大文字焼きが見える絶景を堪能でき、館内には木の温もりを感じられる伝統工芸品に囲まれ落ち着いたロビー空間も。上質なくつろぎを求める大人の旅にぴったりの隠れ宿です。
喧騒を離れ、箱根の四季とともに静かに過ごすひとときを味わいたい方に、ぜひ訪れていただきたい一軒です。
| 住所 | 〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1322-23 |
| アクセス | 伊豆箱根バス 早雲山上より徒歩2分 ケーブルカー早雲山駅 徒歩8分
・駅から徒歩5分以内
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| TEL | 0460-85-0036 |
| FAX | |
| 公式HP | https://jp-tsumugi.com/ |
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